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<体育会系三人組>

「エクレール・お菓子放浪記」には多くの役者さんのご協力も得て、なかなかユニークなキャスティングが実現しましたが、中でも異彩を放っているのが体育会系三人組。
元K-1チャンピオンのニコラス・ペタスさん、元読売巨人軍 駒田徳広さん、そして現役プロレスラー新崎人生さん、このお三方がその人たちです。
仙台の裏のキャスティングプロデューサーY女史のお計らいで実現したキャスティングでした。
 何せ、各スポーツ界で一代をなした面々、その素晴らしいお体だけでも充分にその役をこなす迫力でありました。
 ニコラス・ペタスさんは、戦後の焼け跡に登場するGI役、その大きな体にしがみつく娼婦たちの姿に、思わず悲しい敗戦国だった日本を自覚させられたのは、私だけではなかった様です。
 駒田さんと新崎さんに演じていただいたのは、アキオが行くことになった感化院の恐い指導員の役。
 とにかく巨大なお姿の駒田さん、どうしてもやさしそうに見えてしまうそのお顔をカバーして、そのお姿だけで充分にお役をこなしていただきました。
 それに反して新崎さんのお姿は・・・。
 厚い胸板とあたかも修行僧を思わせるような風貌は迫力満点のものでもありました。
 でも、新崎さん、本当はとてもやさしいお心の方ですので・・・。
 スタッフとキャストが心を一つに集めながら“支えあう人の心のやさしさ”を願うこの作品の撮影は完成に向けて順調に進められているのです。
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<ああ・・・大和劇場>

「エクレール・お菓子放浪記」は云ってみれば時代劇。
 今はほとんどが失われてしまった昭和の情景をスクリーンの中に再現しなければなりません。
 その仕事を担うのが「美術」のスタッフ。201010171224000.jpg<
 スクリーンの隅々にまで心を配った見事な時代の再現で、今回の美術スタッフはこの仕事をやり遂げてくれたのでした。
 中でも今作の中での美術のハイライトは宮城県富谷町につくられた戦後の焼け跡のオープンセットでした。 
 ロケハンで監督が偶然見つけた醤油工場の跡のたたずまいに、監督はその場で涙を流したと云います。
 ここに美術スタッフがはいって戦後の焼け跡のセットが再現されたのでした。
 中でも特筆されるのは「大和劇場」主人公アキオが戦中に働く思い出の映画館です。
 時代物を思わせる“汚し”も見事な大和劇場がオープンセットの中に再現され、ここでのいくつかのシーンが撮影され見学者の感動を呼んでいたのですが、その後、この大和劇場は東京大空襲で焼け落ちる運命。
 素晴らしい映画館は一転、美術スタッフの見事な技で見るも無残な焼け跡となったのでした。
 スクリーンに映し出される美術スタッフの腕にご期待を!
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<夢よ全国へ!大交流会>

製作スタッフの心がけが良かったのか、幸い天候にも恵まれ撮影も順調に進み、その半ばをむかえた10月24日、この作品を支援する全国の方々を石巻にお迎えし、スタッフ・キャストとの交流会が開かれました。
 この交流会には、石巻市長、富谷町長はじめ、製作を支えた多くの地元の方々や出演された方々、又、東京からは全日本菓子協会の専務理事、全国和菓子協会の専務理事、全日本菓子工業組合連合会の広報課長など、ご支援の菓子業界の皆様、そして完成以降
この作品を全国に配給する配給各社の皆さん・・・、会場を一杯にうめた180名の熱気は、運動成功への願いを込め大いに盛り上がっていったのでした。
 各界の皆様から励ましの言葉や決意が語られ、最後には映画の中で素晴らしいアコーディオンの技を発揮してくださった松永さんの伴奏で歌われた一肇君の澄み切った「お菓子と娘」の歌声が参加者の胸を打ち、盛り上がった交流会は「東京ラプソディ」の大合唱でその幕を閉じたのでした。
 スタッフ、キャストの皆さん、残された撮影を無事終えられます様、もう一頑張りお願い致します。
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<ロケ弁・バレベン・そして炊き出し>

30日間にわたって家族と離れ、ホテル住まいを続けながらロケーションにのぞむ
スタッフにとって唯一の楽しみは食事。
 しかしながらロケは早朝から夜間にまで及ぶこともしばしば。
 結果的に三食の食事はそのほとんどが「ロケ弁」と称する仕出し屋さんに持ち込んでもらったお弁当となります。
 たまにロケが早めに終わった日の夕食は、現場のプロデューサーが一食相当のお金を渡して街の食堂で自由に食べてもらうことも。
 これを「バレメシ」と云うそうです。
 こんな食生活を続けているスタッフにとって、ロケ地の方々が心を込めてふるまってくれる「炊き出し」はまさに福音、更なる撮影へのエネルギーも湧いてこようと云うものです。
 登米市で行われたロケでは、地元の「応援する会」が総動員で地元の食材をつかった“炊き出し”でスタッフをねぎらってくれたのでした。
 この昼食には地元の郷土料理“はっと汁”も登場し、スタッフのお腹だけでなく、心も暖めてくれました。
 登米市の皆さん、本当に有難うございました。 
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西村先生ご一行様、いらっしゃいませ

 10月19日、20日の石巻のロケ地は、時ならぬ地域間交流の暖かい風が吹き抜けたのでした。
 事の始まりは、7月30日に行われた、映画「エクレール・お菓子放浪記」製作と上映を支える宮城県民の会の発会総会にゲストとして原作者の西村先生がご出席されたことからでした。
 県民の会が広く横に手をつなぎこの作品の製作上映運動をおこそう、との宮城県民の熱い思いに西村先生は大感激をされたのでした。
 お住まいの静岡市にお戻りになられて、この宮城の様子を周りの方々にお伝えしたところ遠く離れた宮城で、知事もその先頭に立って運動を起こしたのであれば、原作者がお住まいの静岡でも支援する運動を起こそう、とのご相談となり、<映画「エクレール・お菓子放浪記」上映を支える静岡の会>の早々の発足となったのでした。
 会の活動についてご相談がされ、とにかくこの原作がどんな人達の手で、どのようにして作られているのか、ロケ地の見学を行おうと今回の石巻へのツアーとなったのでした。
 ご到着当日のロケはなかなかの名シーンの撮影中、旅回りの一座から離れ、一人石巻から東京へ徒歩で向かう主人公アキオと座員との別れのシーンでした。
 精一杯の思いでアキオ役をこなす一肇クンのけなげな姿に一同感激。
 西村先生のお仲間からは、“先生は子どもの頃可愛かったのネ”との声も飛び出し、楽しいそして感動的なロケ見学の一幕でもありました。
 その後、場所を移して石巻の応援する会主催の歓迎会、そして、更に松島の宿での夕食には、林隆三さん、三上寛さんが、お忙しい撮影スケジュールをぬってご参加してくださり、お二人からは何と、感動の生歌のプレゼントまで。
 夕食会場は時ならぬ「豪華ディナーショー」と化したのでした。
 静岡の方々、本当にご苦労様でした。
 こんな心をつなぐ輪がもっともっと大きく全国に拡がる・・・。
 そんな夢を描かされた二日間の交流でした。
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