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吉井一肇クンのちよっといい話

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この作品の成否を分ける大きな要素の一つが主役のアキオ役をつとめる少年のキャラクターによることは論をまたないところでした。
 きっとこの役にピッタリの子どもがいる筈だと、何度かにわたるオーディションの結果
私たちが巡り合ったのは吉井一肇クンでした。
 東宝芸能所属の11才(小5年)の少年は、まるで女の子の様な、かれんな姿を私たちの前に現してくれたのでした。
 ご両親の思いを体現したような折り目の正しい外見から発せられる確かなセリフは、まさに天性のものでしたし、彼の口から流れる「お菓子と娘」の透明な歌声は、私たちを納得させるに充分なものだったのでした。
 まさにシンデレラボーイとなった一肇君のお母さんが、後日語ってくれたエピソードは、私たちを泣かせてくれたものでした・・・。

「 主役確定の一報が入った時、普段は涙を流すことのない一肇クンはその目を涙でいっぱいにしたそうです。
 その数日後、彼はお母さんお前に立ってこんなことを言ったのでした。
 “お母さん、僕はこの映画の原作本を読んでみたんだよ。僕は生まれてからずーっといつでもお父さんやお母さんがそばにいてくれたね。でも僕が演じることになるアキオは「孤児」という、お父さんもお母さんもいない少年なんだ。僕は考えたんだ、今度ロケで30日間宮城へ行くんだけど、僕はこの役になりきるため、一人でロケに行ってみようと思うんだ、だからお母さんはついてこなくていいヨ。”
と彼は語ったのでした。 」

 あの、かれんな少年が語った何と素晴らしい役づくりの姿勢に、スタッフ一同感激の涙であったのでした。
 そして彼は今、ご両親から別れ一人でアキオと向かい会っているのです。

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